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# インデックスファンド活用術

第2話 インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託の運用方法には、主にインデックス運用とアクティブ運用の2種類があります。それぞれの運用方法を採るファンドは「インデックスファンド」、「アクティブファンド」と呼ばれます。では、これらのファンドはどう違うのでしょうか。

インデックスファンドとアクティブファンド

インデックスファンドとは、指数(インデックス)など、あらかじめ定めた目標(ベンチマーク)に連動する運用成果を目指すファンドを指します。一方、アクティブファンドはベンチマークを上回る運用成果を目指すファンドのことをいいます。ベンチマークを定めていないアクティブファンドもあります。

それに対して、投資信託は、複数の投資家から資金を集めて、運用の専門家が株式や債券などの銘柄を選択し、運用します。

インデックスファンドとアクティブファンドが目指す値動きのイメージ

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※インデックスファンドとアクティブファンド、それぞれに同一のベンチマークが設定されている場合の目指す値動きを表しています。

アクティブファンドでは、ベンチマークより高いリターンを得るために、ファンドマネージャーが投資対象となる企業の業績や財務状況を踏まえ、独自の運用ノウハウを活かして、積極的・戦略的に投資対象、組み入れ比率、売買のタイミングなどの投資判断を行い運用しています。そのため、ファンドの値動きは市場全体の値動き以外の要因にも影響されます。

対して、インデックスファンドは指数への連動を目指して運用されるため、ファンドの値動きは市場全体の値動きでほぼ説明できます。

市場を効率的と捉えるか、非効率的と捉えるか

なぜファンドには、インデックス運用とアクティブ運用の2つの運用方法があるのでしょうか。それは、市場に対して2つの異なる考え方があるからです。

ひとつは「市場は効率的である」という考え方

効率的な市場では、あらゆる情報は投資家を通じて即座に株価等に反映され、その結果、特定の投資家が継続的に他の投資家より優れた投資成果(リターン)を獲得することはできない、とするものです。こうした考え方の下では、インデックス運用が有効と考えられます。

もうひとつは「市場は非効率的である」という考え方

この考え方の下では、たとえば特定の情報を入手した投資家は、その情報を分析して市場平均を上回る投資成果(リターン)を獲得することが可能である、ということになります。この場合には、アクティブ運用が有効と考えられます。

この市場に対する2つの考え方は、どちらが正しいという訳ではありません。インデックスファンドを検討する際には、こうした考え方が背景にあることを理解しておくとよいでしょう。

調査や分析によるコストの違いにも注目

また、インデックスファンドとアクティブファンドでは、運用管理費用(信託報酬)にも違いがあり、一般的にインデックスファンドの方が低く設定されています。

というのも、アクティブファンドでは、市場平均以上の値上がりが期待される銘柄を選択し投資するため、ファンドマネージャーによる綿密な調査・分析に基づく投資判断が必要になります。つまり、それなりの運用コストがかかります。

一方、インデックスファンドでは、指数との連動性を高めるための運用上の工夫やノウハウは必要ですが、アクティブファンドのように銘柄選択のための綿密な調査・分析などは不要です。この違いが運用管理費用に表れていると言えます。

投資の考え方に合わせて選びたいインデックスファンド

「コストを抑えて長期投資を行いたい」、「投資対象市場全体の値上がりに期待したい」、あるいは「値動きの理由がわかりやすい方がいい」などの場合には、インデックスファンドの活用が有効でしょう。

逆に「市場指数などのベンチマークを上回るリターンを狙いたい」などの場合には、アクティブファンドの活用が有効となるでしょう。

インデックスファンドとアクティブファンド。いずれも市場には欠かせないファンドです。投資資金の性格やご自身の投資の考え方に応じて、2つのタイプをうまく使い分けて活用してはいかがでしょうか。

ベンチマークとの連動を目指すインデックスファンドと、ベンチマーク以上の運用成果を目指すアクティブファンド。両者の違いは、コスト面にも表れます。それぞれをよく理解して、ご自身の投資の考え方に合わせ、2つのファンドを使い分けて活用してみましょう。

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